住宅購入は消費税が8%にアップしてからの方がお得だった!?
ご存知の方も多いかもしれませんが、
いま住宅ローン金利は低い水準を保っています。
過去の数字と比べるとビックリする位の数字になっており、
まさしく今が買い時なのですが、消費税5%から8%に上がるころ、
住宅業界は駆け込み需要で物凄い盛り上がりでした。
住宅メーカーのイベントへ行けば、溢れんばかりの人でしたが、
8%に引き上げられてからは、イベント会場はビックリするほど人が入らず、
業者さんの方が多いのではないかというほどでした。
ところで、
消費税アップする前の駆け込み需要があったころの住宅ローン金利は、
全期間固定のフラット35で
最低金利が2.01%(2013年2月)
でしたが、
今(2018年1月)は最低金利が1.16%となっています。
この金利の差がどれ位の総支払い額の差になるかというと、
例えば2,000万円のローンを35年間で支払うとすると、
その差はナント約350万円!
ちなみにここ10年間では2009年5月が最も金利が高く、
3.07%でした。
世界の住宅ローン金利の平均は約4.5%ですので、
そんなにビックリするような数字には感じないかもしれませんが、
この時に住宅ローンを組んだ方と、今住宅ローンを組む方は、
35年間で830万円も差がつくのです!
では、消費税が3%上がったことで増えた支払い額はいくらでしょうか?
2,000万円×1.05=2,100万円
2,000万円×1.08=2,160万円
という事で、60万円の差になります。
住宅ローンの金利は予想することは出来ないので、
結果論でしかありませんが、
消費税5%の時よりも今の方が住宅ローンを組んだ場合はお得ということになります。
今後金利はどの様に推移していくかは分かりませんが、
金利が上昇し更に消費税も10%になれば、大きく負担が増えます。
もしかしたら、もう少し頭金を貯めてから検討しようという方は、
貯めている間に頭金以上の負担増になるかも知れません。
もし住宅購入が話題に上がっている様なら、
是非お近くのファイナンシャルプランナーにご相談ください。
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