賢いお金の貯め方・増やし方 教えます。

資産運用

こんにちは。
FPギャラリー金沢支社清水有里です。

普通預金に預けていてもお金が増えないからと「資産運用の相談」が増えてきました。

iDecoやNISAなどの国の制度も後押しされ、今まで投資に関心がなかった方もどうしたらお金が増やせるのか興味が出てきたようです。

多くの方に関心のある「賢いお金の貯め方、増やし方」についてお話していこうと思います。

<賢い貯め方とは?>

貯めていくには、当たり前ですが積み立てるお金がないと増えていきませんので、毎月コツコツと積み立てていく必要があります。

その積み立てていくお金がない、余裕がない場合はどうしたらよいか。

<節約>

まずは「節約」です。

節約と聞いて皆さんが想像するのは

・食費、光熱費を節約する
・外食やランチをやめる
・交際費やお小遣いを減らす
・化粧品代、美容院代、洋服代を減らす

など、我慢が必要な節約ではないでしょうか。

節約、私も得意ではないのですが(笑)
このような節約はストレスがたまるので長続きしませんよね。

将来のお金を貯めるために、今の生活を犠牲にしなきゃいけないのは本末転倒です。

なので、ここでは、ストレスが溜まらない「節約」をおすすめします。

それは【固定費の見直し】です。

固定費は、毎月決まった額が、引き落としになっていくので、ここは一番最初にチェックしましょう!

・住宅ローン
・保険
・通信費

この3つは毎月大きな額の支払いになっています。
なので、これらを見直しし節約しましょう。

こちらでも書いておりますので、良かったらこちらも合わせてご覧ください。

「ストレスフリーの節約術」はこちらから

こうやって見直しで浮いた分を増やす部分にあてていくのです。

増やすお金がないという方もこれらを見直していけば無理なく貯めていくことができます。

<貯蓄>

では、見直しで積立するお金が浮いたのに、お金が溜まらないということがあります。
貯まるひとと、貯まらない人の違いは何でしょう。

その前にひとつお聞きします。

A   収入-支出=貯蓄
B   収入-貯蓄=支出

Aは、お給料などの収入から、生活費などを使って残った分を貯蓄する
Bは、お給料などの収入から、先に貯蓄へまわし残った分を使う

ABあなたはどちらですか?

すでにお分かりだと思いますが、B の方がお金を貯めるのが上手な方です。

残った分を貯蓄にまわすというやり方は、なかなか貯められない場合が多いので、お給料が入ったらすぐに積立にまわす自動積立でしっかり貯めていきましょう。

 

<貯蓄額は手取り収入に対して何%?>

相談でよく質問されるのですが、私の収入だといくら貯蓄にまわせばいいの?ということ。

その方の家族構成によっては変動しますが、理想のバランスとしては、手取り収入の15~20%くらいと言われています。
大学生など大きなお子様がいるご家庭では手取り収入の10%くらいですが、そういう時期は無理せずに、出来る金額で大丈夫です。

お子様が大きくなったら貯められないので、独身のとき、あとは結婚して夫婦二人のときが、一番貯蓄に向いている時期なので将来のことを考えて、手取り収入の30%くらいは、しっかりと貯めていきたいですね。

 

<資産運用のメリット・デメリット>

では、毎月コツコツと貯めるお金は、どうやって増やせばよいかということですが、先ほどから言うように、定期預金ではほとんどお金は増えません。

ですから、やはり少し金利の高い商品で、運用したいところ。

ですが、金利の高い商品には、お金を増やすことが出来る反面、デメリットがあります。

元本が減ってしまうという可能性がありますので、そのあたりを考慮していきましょう。

金利が高い商品は、リターンも見込めますが、リスクも高くなります。

運用における「リターン」とは、運用の結果得られる収益のことで、「リスク」とは、リターンの振れ幅のことを言います。

ですから、高いリターンを得ようとすれば、それに応じたリスクをとる必要があります。

それが運用のデメリットといえます

<定期預金のメリット・デメリット>

じゃあ、やっぱり定期預金でいいじゃん!という方もいらっしゃるかもしれませんが、定期預金にもデメリットがあります。

1990年頃、今では想像できない方も多いかもしれませんが、6%ほどの預金金利で、数年で何万円ものお金が増える時代でした。

ですが、今の金利はどうでしょうか。

私の地元の銀行で、定期預金の金利は 0.01%です。
普通預金の金利については0.001%です。ビックリするほどの非常に低い金利です。

この金利では、普通預金に預けていても、お金は全くと言っていいほど増えません。

アベノミクスでは、2%の物価上昇を目指していますが、それが今後実現していけば、金利2%でお金を増やすことができてトントンです。

逆に、それ以下の金利であれば、お金の価値は目減りしていくということになります。

どういうことかというと

例えば、100万円の車を買おうとして、今手元に100万円があれば、購入することが出来ます。

しかし、その100万円を普通預金に預けていて、20年経過してもそのお金はほぼ増えず、100万に何百円ほどの利息がつくだけですが年2%の物価上昇が実現していれば、車は140万円となり、今ある100万円で購入できる車が、20年後にはその100万円で購入できなくなるのです。

ですから、何年後かに不足するお金を別で準備しておく必要があるということなのです。

「インフレリスク」

インフレリスクとは、物価の上昇によりお金の価値が下がってしまうリスクのことです。このような低金利では、預金だけに資産を集中させておく方が、リスクなのです。

額面としては100万円のままで、絶対にこれ以上は減らないというのが安心で、普通預金に預けている人も多いですが、普通預金にはこのようなデメリットがあるのです。

<まとめ>

賢くお金を貯めるには、毎月コツコツ貯めていく必要があります。
貯めるお金がない人でも出来る方法は節約ですが、まずは固定費の見直しをして、浮いた分から積立をしていきのましょう。

収入からお金を使い残った分を貯めていくのではなく、収入が入った時点で先に自動積立をする。

そして、やはりお金を増やすには知識が必要です。

定期預金や資産運用のメリットデメリットをきちんと理解して、自分にあった方法でお金を貯めていきたいですね。

 

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清水 有里
石川県独立系FPのしみずゆりです。 自らが経験して感じた「知っているのと知らないとでは、大きな差がつくマネーのこと」を、広く伝えたいと活動しています。 心と体の豊かさについても関心があり、カラーセラピスト、ヨーガインストラクターとしても活動しています。 日々感じたことも合わせて発信していますので、どうぞよろしくお願いします。

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