独身女性の将来のお金の不安は解決できる!

ライフプラン

こんにちは!
今日は普段とても多い相談の一つ、『独身女性の将来のお金の不安』についてお話します。

私は、日経新聞社でセミナーをやったり、結婚相談所などと提携している事もあり、独身女性からの将来のお金の相談を受けることがとても多く有ります。
だいたいご相談が多い方達のご年齢で言うと、20代後半〜40代ぐらいの女性が多いです。

 

1. 独身女性の将来の不安や悩みなど

この方達からのご相談内容で圧倒的に多いのは、将来結婚するのかしないのか、
自分の将来がまだ決まっていないので、

★ 将来のお金に対してどう準備をしていけばいいのか分からない。
★ この先ずっと独身だった場合、1人で生活がやっていけるのか。
★ 結婚した場合としない場合の老後資金をどう考えたら良いのか。

などなど、将来のお金に対してとても強い不安やお悩みを抱えられている方が多いのです。

こういった事は、なぜ不安に思うのでしょうか?
どうして独身女性の方達はこういった不安を持っているのでしょうか?

これは紛れもなく『自分の将来が決まっていないから』です。

● 将来、結婚するのかこのまま独身でいくのか
● 子供を産むのか産まないのか
● 住宅を買うのか買わないのか

などなど、自分の将来がどうなっていくのかが全く決まっていないので、お金の準備をどう考えたらいいのか、お手上げ状態になっている方が多いのです。

さて、この不安、実際に将来の事が決まるまでずっと不安が続いていくのでしょうか?
その方向性が決まるまで解決が出来ないのでしょうか?

実はこの不安や悩みは必ず解決が出来ます。

 

2. 必ず必要なものから解決する

独身女性の方達が今まで何年間もずっと不安に思われていた将来のお金の悩み、これは必ず解決が出来るのです。
ではどうすればいいのか。。。

それは、将来結婚したとしてもしなかったとしてもどっちに転んでも大丈夫な様に計画をしておくのです。

どういう事かと言いますと。。。
まず、将来のお金の不安は、何に対して不安なのかを冷静に洗い出します。
将来起こり得るであろう何かに大きなお金がかかるから、その準備が出来るかどうかが不安に思うのです。

ではその将来に起こり得る大きなお金はどういったものが有るでしょうか。
代表的なものは、

① 教育資金(子供が出来た際の教育費)
② 住宅資金(住宅を買う際の頭金や住宅ローンの繰り上げ返済の資金)
③ 老後資金(老後の生活資金)

この3つです。
将来、結婚するかどうかもまだ決まっていない段階で、これらの準備をどう考えたら良いのでしょうか?
一つ一つ見ていきます。

まず、①教育資金。
これは将来、子供が出来れば準備をしていく必要がありますが、子供を産まない限りはこの準備は必要ありません。
と言う事は、現時点ではこれは不確定な要素です。

では次に、②住宅資金。
これは、結婚をするにしてもしないにしても、住宅を買う方や既に買った方には準備が必要ですが、住宅を買わない方にとってはこの資金の準備は必要有りません。
ですので、これも現時点で家を買うと決めていない方にとっては不確定な要素になります。

最後に、③老後資金。
これに関しては『私は老後を迎えません!』と言う方はいらっしゃらないと思うので、これは結婚したとしてもしなかったとしても、どちらに転んでも準備が必要になります。

①教育資金や②住宅資金に関しては必要か必要でないかは不確定ですが、この老後資金については結婚してもしなくても、どちらにしても今から準備をしていかなくてはならないものになります。

ですので将来がまだ不確定な方は、まずは将来必ず来るであろうこの老後資金の準備から取り掛かるべきなのです。
しかもこの老後資金というものは、この3つの中で一番遠い将来のお金になります。

 

3. 途中で計画が変わったら

ではもし結婚をして子供が出来たり、住宅を買う事になったりして、将来の計画に変化が起きた場合はどうしたら良いのでしょうか。
それは準備していたお金の中から一部を使えば良いのです。

もし老後資金の準備をしていたけど途中で結婚することになり、子供の教育資金が必要になったという場合は、この老後資金に貯めていたお金の一部を使う事だって出来る訳です。

また、途中で住宅を買う事になったなら、この老後資金で準備していたお金の一部を頭金にまわしたり、住宅ローンの繰り上げ返済にまわしたりする事も可能になります。

要するに、必ず来るであろう一番遠い将来のお金を今から準備していって、途中で必要になった際には、その中の一部から取り崩す事だって出来る訳です。
もちろんその際には、老後資金の計画をその段階で必ず再度練り直す必要は出てきますが。

この様に独身女性の方で、将来がまだ決まっていないという方は、どちらに転んでも大丈夫な様に準備をしていくのがオススメです。

 

4. 老後資金の必要金額はどう計算したらいい?

そしてさらにこの老後資金を実際にいくら貯めたら良いのかは、今までのブログ記事やメルマガ記事で書いて来ているので、そちらをご参考頂ければ幸いです。

★過去の老後資金に関する記事はこちら↓↓
● 老後資金に2000万円が本当に必要なのか??
● 衝撃!老後資金 2500万円のお金の寿命
● 30代・40代のシングル女性の将来かかるお金の話

ただ、老後資金の必要金額に関しては、人それぞれで大きく変わりますので、2000万円足りなくなるという金融庁の発表を鵜呑みにするのではなく、きちんと自分自身の場合に当てはめて、きっちりとした金額を確定させるべきです。

これに関しては、将来65歳以降に実際に年金をいくらもらえるのかという事も大きく影響してくるので、この年金額に関しては毎年あなたのお誕生月に日本年金機構から送られてくる『ねんきん定期便』を基に計算します。

このまま厚生年金や国民年金を払い続けたら実際に65歳からいくら年金をもらえるのか、個人個人できちんと計算した実際の金額を基に老後資金の必要額を出していきます。
この計算はご自身では計算する事が出来ないと思うので、ご希望の方はぜひお気軽にご相談ください。

 

5. まとめ

この様に、独身女性が抱える将来のお金の悩みは、必ず解決する事が出来ます。
1人で考え込んで解決しないまま、ずっと不安を抱えて暮らしていくよりも、解決できる事はサッサと解決しちゃいましょう。
今出来ることから一つ一つ、あなた自身の将来を見える化して、未来予想図に明確な色をつけていきましょう!

今日は独身女性の将来のお金の不安を解決する方法を簡単にお話しました。
ではまた次回をお楽しみに!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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