30代・40代のシングル女性の将来かかるお金の話

個人年金保険

こんにちは!

ここ最近、ネットニュースや各新聞記事やいろんな著書で、『結婚をしない』という選択をする方が非常に多くなってきたという記事を頻繁に見かける様になってきました。少子高齢化と同時に世間の話題になっているのが、この『未婚・晩婚・非婚化』なのです。

先日発表された国勢調査抽出速報集計でも、生涯未婚率は男性が22.8%、女性は13.3%と過去最高を更新しました。

これは女性の社会進出が増加している事や、非正規雇用と呼ばれる昨今の所得の低下が原因とも言われています。一昔前までの高度経済成長期では、ほとんどの人が結婚した『皆婚時代』でした。

ですが、今は結婚が出来ないのではなく、『結婚をしない』、『結婚する必要を感じない』という選択をする人が増えてきています。こういった方たちの考え方も、私は非常によく分かります。また、未婚だけでなく、離婚する人も非常に多くなっています。

さて、そんな『結婚をしない』、『一人でやっていく』という選択をしたシングルの方ですが、その中で私がお客様からの相談を受けた経験上、特に女性の方は将来のお金に不安を持っているケースがとても多いのです。

そういった方の、将来のお金の相談に乗ることもとても多くなっています。という事で、今日はシングル女性に特化してお話を進めていきます。

【関連記事】
衝撃!老後資金 2500万円のお金の寿命

ねんきん定期便で計算できる!将来もらえる年金額。3000万円あれば老後資金は大丈夫?

 

まず、結婚をしないと決めているシングル女性の方は、とてもイキイキしていて、ご自身の時間を楽しんでいる様にも見えます。その反面、将来は自分で自分の生活設計を立てていかなければならないという不安が大きいのです。

厚生年金があてに出来ない今、ご自身で何とかお金を準備をしていかないと老後生活がやっていけないのではないか、という焦りや不安を持ってらっしゃる方が本当に多くなっています。

この記事をご覧になっている方もそういった方はいらしゃるでしょう。確かにご自身で、将来の老後資金などは貯めていく必要があります。

限られた収入の中で、できる限りお金を貯めていかなくてはなりません。

中には、30代半ばの女性で既に4,000万円ほど貯めている方もいらっしゃいますし、逆に今はまとまったお金は全く無いけどこれから貯めていこうという方も非常に多いです。(後者の方が圧倒的に多いです)

では、退職までにいくらの金額を貯めれば良いのでしょうか。これは人によって全然答えが変わってきます。

まず、退職後に月々いくらで生活するかというのが大前提です。

例えば、老後の毎月の生活費が25万円だったとします。そうすると、年間300万円の生活費が必要になります。
25万円 × 12ヶ月 = 300万円

現時点での女性の平均寿命は87歳になっていますので、65歳の定年退職からは22年間の老後生活があるわけですから、年間300万円の生活費を22年間で計算すると、6,600万円が必要という事になります。
300万円 × 22年間 = 6,600万円

ですが、ご心配しないでください!!この6,600万円を貯金しなくてはいけない訳ではありません。

お勤めの方には厚生年金があります。この厚生年金が年160万円もらえたと仮定すると、160万円 × 22年で3,520万円が受け取れます。そして退職金がある方は、これも準備資金の一部として見込めます。

そうすると、必要な老後資金が6,600万円とすると、そこから22年間分の受け取る厚生年金の3,520万円を差し引き、さらに退職金が500万円あればそれを差し引いていくと、このケースでは2,580万円を貯めれば良いという計算になります。もし退職金がない場合は3,080万円ですね。(あくまでも例題なので人によって全く金額が異なります)
● 厚生年金と退職金がある方 6,600万円 – 3,520万円 – 500万円 = 2,580万円
● 厚生年金はあり、退職金がない方 6,600万円 – 3,520万円 = 3,080万円

これでなんとなく見えてきましたね!

ただ、これは現時点(H28.9月)の平均寿命で計算していますし、厚生年金も今後の制度改正で支給開始年齢は後ろ倒しになる可能性も高いので、2,580万円あれば必ず安心という訳ではありませんので、そこは誤解のない様に。。。

さて、この2,580万円を貯めるとすると、現在40歳の女性だったら65歳の定年退職まであと25年ありますので、その間にその額を貯めるということにります。2,580万円を25年で貯めるとなると、86,000円を毎月貯めていかないと追いつかない事になります。
2,580万円 ÷ 25年 ÷ 12ヶ月 = 86,000円

もし退職金が見込めない場合は、先ほどの例だと3,080万円を貯めなくてはならない訳ですから、月102,600円も貯めないと追いつかない計算になります。
3,080 ÷ 25年 ÷ 12ヶ月 = 102,600円

どうでしょうか?

老後資金のためだけに毎月8万円〜10万円の貯金が出来ますか?こんな金額を老後資金だけのために毎月毎月貯金が出来るシングル女性もなかなか少ないのではないでしょうか。

ではどうしたら良いのでしょうか。何か方法はないのでしょうか。

まず、一般的には収入に限界が有りますから、毎月貯金出来る金額は目一杯頑張っても上限があります。では毎月の積立額に限界があるのなら、65歳までの年数を増やそう!と思っても、もちろん若返る事は出来ません。笑

そうすると、あとは利率を変えるしか方法が無いのです。

先ほど計算した積立額というのは、利息の計算を省略していますので無利息で貯めていった場合の金額になります。でも、これを読んでおられるあなたもご存知の通り、今の銀行預金などの利息はほとんど付きません。今の日本の預金は、ほぼ無利息の様な金利なのです。

という事は、この利率を上げてもっと効率の良いもので運用していかないと、貯金だけでは準備が全然追いつかないという事なのです。

でも効率よく運用すると言っても、資産運用なんてした事もないし、難しそうだし元本割れも怖いし、よく分からない、そう思いますよね?確かに資産運用の世界には、株式投資の様なリスクの高いものも有ります。

ですが、資産運用は何も株式だけではありません。もっともっとリスクを抑えて、安定して運用していくものもたくさん有ります。まして、老後生活までの何十年という長期間に渡ってコツコツと積立で運用していくと、かなりリスクは下げられます。

長くなるのでここでは詳しくお話しませんが、同じ商品で資産運用していくにしても、長期になればなるほどリスクは抑えられます

もちろん当たり前ですが、早く貯め始めた方がその分老後までの年数をかけられる訳ですから、同じ2,580万円を貯めるにしても月々の積立額は早く始めた方が少ない金額で準備が出来ます今の日本の様な異常なほどの超低金利時代には、貯金だけでなく、出来るだけリスクを抑えた方法で運用して、効率よく準備していくべきなのです。

今日の記事をお読みになって、『私にはそんな金額は到底ムリ』と思われた方、ご心配はいりません。FPギャラリーでは、あらゆる方法で老後の生活を出来る限り豊かにしていくアドバイスを行っています。

● もし今後一人で生きて行く事になった場合のお金が心配な方
● ご自身の将来に漠然とした不安がある方
● どうしたらいいかご自身で解決策が思い浮かばないまま放置している方
● 低金利でお金が増えないのは分かっているけど何で貯めればいいか分からない方
● まとまったお金が無いので、私なんかが相談するのは場違いだと思っておられる方
● ファイナンシャルプランナーに相談するのはハードルが高いと思っておられる方
● 元本割れが怖い方
● リスクを抑えたい方

などなど、FPギャラリーは独身女性の方の将来のお金の問題を次々に解決しています。

実際に私たちの事務所には、富裕層だけでなく、お勤めのOLさんやフリーターの方たちもたくさんご相談に来られていますので、安心してお気軽にご相談ください。

というわけで今日は30代・40代のシングル女性のためのお金についてでした。ではまた次回をお楽しみに!!

The following two tabs change content below.
伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

“30代から始める”カンタン貯蓄術!らくらく“3000万円”を貯められちゃう方法読むだけリッチメールレッスン

伊藤 尚徳

41,463 views

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化してい...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧