キャッシュレス決済は、災害に強いのか弱いのか

家計の見直し

皆さんこんにちは!

2019年10月の消費税引き上げに伴って、大規模なポイント還元などからキャッシュレス決済に対する関心が高まっています。

みなさんは普段、キャッシュレス決済をしていますか?
またそれはどのような方法でされていますか?

キャッシュレスと一口に言っても、定番のクレジットカードから、交通系ICカードのSuicaやPASMO、QRコード決済のPayPay、LINEpay、楽天ペイなどキャッシュレス決済の種類は多岐に渡ります。

今回はそんなキャッシュレス決済について、現金を持ち歩かなくて良いという利点はありますが、災害時の使用についてはどうなのか考えてみたいと思います。

キャッシュレス決済は現金払いと違って、電気とインターネット回線が必要となるため、災害時には弱いイメージがあります。

確かに停電により使用できなくなる不安はありますが、実はキャッシュレスならではの強みもあります。

今回は、災害時における現金払いとキャッシュレス決済について、それぞれまとめてみましたので是非ご覧ください!!

 

1. 災害時における「現金払い」

まず停電時にクレジットカード決済やQRコード読み込みの端末が起動しない場合、キャッシュレス決済は使用不可となります。その際は必然的に現金払いとなりますので、災害時に備えて現金は用意しておいた方が無難でしょう。

また現金払いの場合、紙幣については使用できない場合もありますので、小銭も合わせて用意しておいた方が良いでしょう。(公衆電話など)

災害時における現金払いの場合、一番気を付けなければならないのは盗難・紛失です。現金が手元にないと不安にはなりますが、多額の現金を一つの場所で管理したり、全ての現金を一人の人が持つことは避けましょう。また水害や火災により、流されたり燃えたりしてしまう可能性もあります。

事前に現金を用意しておくことは大切ですが、現金にもリスクはありますので必要最低限だけ用意しておくようにしましょう。

 

2. 災害時における「キャッシュレス決済」

次は、災害時におけるキャッシュレス決済について見ていきましょう。最初にお話したように、キャッシュレス決済は災害時に弱いイメージがあります。

実際に災害による停電被害は、キャッシュレス決済の脆弱性を浮き彫りにしました。

スマートフォンでQR決済などを使用している場合は、決済端末だけではなくスマホ本体のバッテリーにも気を付けなければなりません。また現金であれば、一部を家族や他の人に預けて代わりにお店に行ってもらえる場面でも、スマホ決済しか手段がない場合スマホ本体を預けるのはなかなか難しいものです。

こういった点は、キャッシュレス決済の大きなデメリットと言えるでしょう。

しかし逆に現金にも盗難や紛失といったデメリットがあり、現金はお金そのものが無くなってしまうと戻ってくるのは難しいですが、クレジットカードやキャッシュレス決済の場合は紛失しても再発行が可能です。また仮に不正利用をされた場合でも、返金処理の対応をしてくれるケースがあります。

QRコード決済では、店舗側が表示しているQRコードを私達ユーザーが読み取る「ユーザースキャン方式」であれば、スマホやタブレットのバッテリー残量さえあれば決済することが可能です。

また停電が解消した直後のATMは混雑が予想されます。そういった時に列に並ばず、スムーズに買い物ができるのもキャッシュレス決済のメリットではないでしょうか。

キャッシュレス決済については、世界的にも今後さらに普及していくことが予想されます。利便性に併せて、セキュリティ面や通信回線網の強化、オフライン対応の拡充、バックアップ電源の確保などが今後の課題となるでしょう。

 

3. 現金とキャッシュレスの併用がおすすめ!

現時点では、現金払いとキャッシュレス決済についてはそれぞれに一長一短があり、どちらが良いというものではありません。

現金とキャッシュレスを併用し、それぞれの特性を理解して場面に応じて上手に使い分けることが大切です。

まだキャッシュレス決済を使ったことがないという方は、非常事態を想定してキャッシュレスにも慣れておくようにしましょう!

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