NISA・つみたてNISA・iDecoはどれがいい?独立系FPが比較!!

個人年金保険

こんにちは。

最近、お客様からFP相談を受ける中でとてもよく聞かれる質問の一つに『NISAやつみたてNISA、iDecoなどの制度が有るけど、どれが良いのでしょうか?』という相談が有ります。

最近あらゆる優遇された制度が出来た中で、どれが一番有利なのかお客様が選びきれないので教えて欲しいといった相談です。

今日はその3つの制度を比較して、基本的な選び方や基礎知識などをお伝えします。

あなたは、NISA、つみたてNISA、iDeco、3つの中でいずれかを既に始めていますか?いったいどれが一番お得なのでしょうか?この質問に対しての私の答えは、

人によって全く違う!!です。

今日は一つずつお伝えしますね。この記事では、この3つの制度の比較をして、どの制度があなたに合うのかが分かる様になります。

よくお客様から、『NISAやiDecoって儲かるんですか?』と聞かれる事があります。

ですが、NISAやiDecoというのはあくまでも税制優遇の制度の名前であって、商品名ではありません。NISAやiDecoという、税金がお得になる制度なのです。その税金がお得になる制度を活用して、どんな商品を選ぶのかによって結果は変わってきます。

まずはこのNISAの制度から簡単にお伝えします。

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1. NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)

NISAという制度は2014年にスタートした制度で、イギリスのISAという制度をモデルにした日本版ISAとしてNISAという名前が付きました。

通常は株式や投資信託などに投資をして、儲けた所得に対して約20%の税金がかかりますが、このNISAを活用すると毎年120万円の投資枠で得た、株式・投資信託などの配当や譲渡益が5年間非課税になるという制度です。
ですので合計600万円までの投資になります。

要するに、『設けても税金を取りませんよ!』という制度です。これらNISA口座の中の対象商品は、株式や投資信託などになり、比較的選択肢も多いのが特徴です。投資の方法も、まとまった金額を一括投資することも毎月の積立投資をすることも出来ます。

 

2. つみたてNISA

これは2018年1月からスタートした制度で、少額からの長期・積立・分散投資を支援する制度になります。

このつみたてNISAを活用すると、毎年40万円までの投資枠で得た利益が20年間非課税になるというものです。
ですので合計800万円までの投資になります。

このつみたてNISAの商品のラインナップは、あらかじめ絞り込まれた投資信託に限られますのでNISAほどの選択肢はありません。
また、投資の仕方も一括投資は出来ずに、積立での投資に限られます。通常のNISAに比べると投資商品などの選択肢は限られています。

 

3. iDeco(イデコ・確定拠出年金)

老後資金に向けての資産運用で、一定の範囲内で自身で決めた拠出額をあらゆる投資信託などの商品で運用するものになります。このiDecoの一番の特徴は何と言っても節税面でしょう。

3-1. 毎年の拠出金の金額の全額が所得控除

お勤めの方や自営業など、一定の収入のある方は毎年の所得から、このiDecoで拠出した金額の全額が所得控除になり、今まで払っていたはずの税金が以降は安くなります。

通常、生命保険や個人年金などは現行制度では、保険料を年間8万円以上払った場合、それ以上はいくら保険料を払っても一律4万円の所得控除になりますが、iDecoは支払った金額の全額が所得控除になります。(拠出金自体には限度額はあります。)

3-2. 運用中は非課税

通常、株式や債券、投資信託で運用すると、その所得に対して約20%の税金がかかりますが、iDecoでは運用中は非課税になります。
この運用中非課税なのはNISAやつみたてNISAでも同じですが、その期間には違いがあります。

3-3. 受取時も優遇されている

このiDecoで運用した資金を受け取る時には、基本的には60歳以降に受け取る事が可能になりますが、それを一括で受け取ることも分割で受け取る事も可能です。

一括で受け取った場合は、退職所得という所得になり、非常に大きな退職所得控除という控除を受けられますので、大きな金額を受け取っても税金がかからない場合も多く、かかったとしてもとても優遇されています。

そして分割で受け取った場合には、雑所得という所得税になります。この分割で受け取った場合にも公的年金等控除という控除が受けられます。

 

この様にiDecoは拠出時も運用中も受取時も非常に税金がお得な制度なのです。これがiDecoの一番大きなメリットでしょう。

ですがこのiDecoには、大きなデメリットも2つ有ります

3-4. 60歳まで降ろせない

iDecoは長期間にわたって積立で資産運用をしていくのですが、基本的に60歳まで降ろすことが出来ません。(開始年齢によってはもっと先になることも有ります。)ですので、途中で子供に教育資金が必要だったり、住宅購入の頭金などに充てることは出来ません。

3-5. 商品選びを自分でしなくてはならない

このiDecoは、基本的に投資信託で運用していくことになりますが、何十種類もの投資信託の中から自分で商品選びをしなくてはなりません。

また、iDecoには元本保証の定期預金で積立てる方法もありますが、これはいくらiDecoで節税が出来るからと言っても私はオススメしていません。投資信託で10年以上の長期間にわたって運用していけば、リスクはかなり軽減出来て効率よく運用することが期待出来るのに、わざわざこの低金利時代のほとんど増えない商品で長期間固めてしまうことは非常に勿体無い事と考えます。

【関連記事】
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以上、NISA、つみたてNISA、iDecoの3つの制度を簡単にお話しましたが、結局どれがいいのでしょうか?簡単にこれらを比較してみましょう。

 

4. 結局どれがいいの?3つの制度の比較

まずどれを始めるにしても運用初心者の方は、最低でも投資信託の仕組みや運用先の資産クラス、商品の特徴、リスクの種類や大きさなどをきちんと理解してから始めましょう。

それではこの3つの制度を比較してみます。

  NISA つみたてNISA iDeco
限度額 年間120万円 年間40万円 年間144,000円~816,000円
(職業・年金制度によって違う)
所得控除 拠出額全額
運用時 非課税 非課税 非課税
運用期間 5年(最長10年) 20年 60歳まで
途中換金 いつでも可 いつでも可 60歳まで原則不可
運用商品 株式・投資信託・ETF・REITなど 一部の投資信託・ETF 投資信託・定期預金など

まず、NISAの年120万円の投資額に対して、つみたてNISAは年40万円と投資額の上限が比較的小さくなっています。
ただ、運用期間はNISAが5年(最長10年)に対して、つみたてNISAは20年と期間はつみたてNISAの方が長いですね。

商品のラインナップはNISAは株式や投資信託なども含まれたくさんの選択肢が有りますが、つみたてNISAはあらかじめ絞られた投資信託に限られ、ラインナップがとても少ないですね。そしてNISAは一括投資も積立投資も可能ですが、つみたてNISAに関しては積立投資しか出来ません。

 

この様にそれぞれにメリットやデメリットが有るので、初心者の方は迷ってしまうわけですが、私の考え方としては、数百万円などのある程度のまとまった金額が有る方、いろんな投資をしたい方にとってはNISAの方に軍配が上がるでしょう。

また、iDecoに関しては、税制面でのメリットが有り非常に良い制度なのですが、60歳まで降ろせないリスクと、こちらも自分で商品を選ばないといけないので、少しお勉強をしてから、60歳まで絶対に使わない資金の範囲で慎重にやりましょう。

これらの優遇された制度ですが、冒頭でお伝えした通り、どの制度が良いかというのは人によって違います。分かりやすくするために、こんな感じで住み分けしてみました。

NISAに向いている人

★ まとまった資金は無くても定期的な収入が有る方
★ 将来的にいろんな商品で運用してみたい方
★ 途中でいつでも使える様にしておいきたい方
★ 数十万・数百万円などのある程度まとまった金額をお持ちの方

つみたてNISAに向いている人

★ まとまった資金は無いが定期的な収入が有る方
★ 途中でいつでも使える様にしておきたい方

iDecoに向いている人

★ 目的は老後資金の目的のみにしか使わない
★ これから積立で老後資金を貯めていきたい方
★ 途中で降ろせない為、当面の資金が手元に確保できている方
★ 節税効果が欲しい方

といった住み分けが出来るかと思います。

 

5. どの制度を選んでも商品選びが一番大事!

これらの3つの優遇された制度ですが、どの制度を活用するにしてもやはり皆さんが非常に困っているのは、商品選びになります。

NISAやつみたてNISA、iDecoなどで口座開設までは自分で出来たとしても、その制度の中の商品ラインナップの中から、自分でどの商品を選んだら良いのか分からないという方がとても多いのです。

それぞれの制度の中のラインナップの投資信託で運用するにしても、『どの投資信託を選べば良いか、さっぱり分かりません!』という方がほとんどなのです。このご相談は非常に多く有ります。

口座開設をしたまま、そこで商品選びが出来ずにストップしてしまっている方も非常に多くいらっしゃるのが現実です。もちろんそう言った実際の商品選びのアドバイスなども行っております。

● 口座開設をしてみたけど商品を選べずにストップしている方
● どの制度を選んだら良いかで迷っておられる方
● さっぱり分からない方(笑)

などなど、知識ゼロでも大丈夫ですので、もしご希望でしたら是非お気軽にご相談くださいね。

あなたの場合はどの制度が良いのか、そしてどの商品を選ぶべきなのかなど、一緒に考えていきましょう!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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