あなたはどう?今すぐ見直す家計の支出はこの8つ!

保険

こんにちは!

今日は家計の見直しについてです。
日本の平均年収が下がって来ている中、消費税の増税や社会保険料の負担増などの影響もあって、今、どんどん個人の家計のお金が残りにくくなって貯金が出来なくなって来ている人も多いのではないでしょうか。

手取りの収入が減って支払い負担が増えるのだから当然といえば当然ですよね。

ですがこれ、今後の国や社会に期待して、お金を貯めやすくなるまで待っていれば将来は安泰なのでしょうか。
違いますよね。

今の自分が置かれた現状に不満を持って国や社会のせいにするのは簡単ですが、それでは何も解決しません。

国や社会システムに期待が出来ない以上は、世の中に不平不満を言うよりも自分で何とか出来る事をしていかないと、国や社会も誰も助けてはくれません。

国や社会はあなたを裕福にするために動いてはくれないのです。
当たり前のことですが。。。

では、どうすればいいのでしょうか?

もちろん、収入を増やす事を考えるのも一つの解決策でしょう。
ですが、もっともっと身近に簡単に出来る事はたくさん有ります。

一番手っ取り早いおすすめの方法はまず、家計の見直しをする事です。

家計の見直しというと、『無駄遣いをしているのをやめましょう!』という趣旨で、普段の生活で何かこれ以上我慢しなくてはいけないと思う方も多いでしょう。

ですが、そんな事をしなくてもまず先に優先してやる事が有ります。

それは『固定費の見直し』です。

支出は、変動費固定費に大きく分けられます。
まず変動費というのは、お小遣いや買い物、外食代や趣味や娯楽などになります。
人が幸せを感じやすい支出ですね。

実はこの変動費を節約しようとすると、幸せを一つ削る事になります。
そうすると、お金は少し節約出来ても幸せを感じないし、ストレスも溜まります。

なので、もっとストレス無く節約をする方法がこの『固定費の見直し』なのです。
変動費を見直す前に、優先的に固定費を見直す事を考えましょう。

固定費というのは、毎月かかる決まった支出の事になります。
その中で特に効果のあるものは、以下の8つです。

① 住宅費(家賃や住宅ローン)
② 保険(生命保険や医療保険、がん保険、学資保険などの保険料)
③ 通信費(インターネット代や携帯電話の料金プラン)
④ カーライフ(買い替え費用、車のローン、自動車保険、車検代、駐車場代など)

⑤ クレジット会社などへのリボ払い
⑥ 新聞代

⑦ 月掛課金
⑧ 現金払い

今すぐ出来る簡単な節約法はこの8つです。
一つずつ簡単にお話します。

 

① 住居費(家賃や住宅ローン)

これはいうまでも無く、住宅にかかる毎月の費用です。
家賃や住宅ローンですね。
高級マンションなど家賃の高い家に住む事に憧れを持つ人もいるでしょう。
もちろんそういう人を否定するわけでは有りません。

ですが、将来の子供の教育資金や住宅資金(頭金や繰上げ返済など)、そして老後資金など、これからかかるお金をどんどん貯めていかないといけない時期に貯金が出来ないほどの生活をするのは危険です。
年収(総収入)に対して15%の貯金が出来ていない場合は特に要注意です。
この家賃や住宅ローンを見直す事で長期的に見れば大きな資金が浮くことになります。

そして住宅ローンを借りた場合は、金利に目を向けましょう。
今の住宅ローン金利は何%で借りていますか?
それは変動金利ですか?固定金利ですか?
最低限、このぐらいはすぐに答えられる様にしておきましょう。

その住宅ローン金利を見直す(借換えや条件交渉)と、例えば3,000万円の35年間の住宅ローンなら、金利が1%変わるだけで総支払いは約600万円も変わります!!
600万円ですよ??

例えば子供の教育費で、私立大学の理系で4年間にかかるお金は約520万円(文部科学省)必要になります。
要するにこの住宅ローンを見直す事で、もう勝手に教育費が準備出来てしまうわけです。
住宅費は一番大きな費用なので、ここから見直していきましょう!

 

② 保険

これは生命保険や医療保険、がん保険、学資保険などの保険の見直しです。
保険商品に関しては入れば入るほど安心かもしれませんが、あまり入りすぎると保険料が嵩み、お金が貯まらなくなります。
まずは保険に入る目的をしっかり考えて、あなたに本当に必要な保険は何なのかをしっかり決めて、不要なものは入らないとしっかり心に決めましょう。

そして必要だと判断した保険に関しては、保険会社各社の商品を比較して一番有利と判断出来るものだけに加入する様にしましょう。

日本国内には約50社の保険会社が有ります。
その各社によって、強い商品や弱い商品も有ります。

掛け捨ての生命保険はこの会社のこの商品、積立型の保険はこの会社、医療保険やがん保険はここ、教育資金はこの会社、という様に各社を比較して、『保険のいいとこ取り』をする様にしましょう。
保険の無駄は出来るだけ省いて、どんどん資産に残していきましょう。

 

③ 通信費

これは携帯電話の料金プランやインターネット代です。
今は三大キャリアが国内をほぼ独占しています。
格安スマホなども有りますし、格安Simなどに目を向けると月々の携帯代が月3,000円台なんて事も有ります。

このケースだと、月々の携帯代が1万円かかっていた人はそれだけで7,000円も浮くのです。
その浮いたお金を教育資金や老後資金、住宅ローンの繰上げ返済に充てる事も出来るのです。

 

④ カーライフ

これは車にかかる費用です。これは車を買い替えする費用だったり、自動車保険や車検代、車のローン、駐車場代などですね。
これらの車にかかる費用を全部足すと、月々50,000円〜60,000円も払っているケースも有ります。

この中でも特に車のローンは要注意です。
驚くことに、車のローンを借りている人のほとんどの方が、金利が何%かかっているのかを把握していないのです。
月々35,000円は払えるから大丈夫と思っていたりしますが、その内訳を把握出来ていないのです。
月々の支払いは払えたとしても金利が高いケースが多く、これが家計に非常に大きな悪影響を及ぼすのです。(法人は別)

もし車を頻繁に使わないなら、カーシェアなどの選択肢もあるでしょう。

 

⑤ クレジット会社などへのリボ払い

これは先ほどの車のローンと考え方は一緒です。
金利が高くてもったいないし、その金利はいつの間にか家計にとても大きな悪影響を及ぼすでしょう。
女性に多い、高額なブランド物などをリボ払いで買うなどもこれにあたります。
キャッシングなんかはもっての外です。

 

⑥ 新聞代

さすがに最近は電車の中でも新聞を読んでいる人はほとんど見かけなくなりました。
今はスマホが有るので、無料で多くの情報にたどり着く事が簡単に出来るからですね。
無料のネットニュースと紙ベースの新聞では、ネットニュースの方がリアルタイムだし、内容も多く充実しています。
この新聞代も馬鹿になりません。

 

⑦ 月掛課金

これは毎月定額でかかるもので、見放題のものなどです。
例えば、身近な例だとアマゾンプライムやネットフリックスなどもそれにあたります。
中には両方入っている人もいますが、家計を考えるとどちらか一つに絞った方が良いでしょう。
この二つに限らず、だいぶ前に入ったけどそのまま何も使わずに毎月支払いだけをしているものなどもよく有るので、一度見直してみましょう。

 

⑧ 現金払い

これは最近出て来たキャッシュレス決済との比較です。
キャッシュレスにすると5%キャッシュバックが有ったりする(2020.1月現在)のでお得ですし、更にそのチャージをクレジットカードから引き落とすとポイントももらえます。
ポイントも合計すると約6%もお得なんて事もよく有る事です。

支出の6%がお得という事は、その支出した金額を年6%で資産運用出来た様なものです。
びっくりする事に、未だにクレジットカードを使うのが怖いとか、クレジットにすると使った額が分からずに無駄遣いが増えそうという方おられますが、盗難や紛失など、現金の方がリスクが大きい事も多いのです。
どちらもあくまでも自己管理ですね。

 

以上、今日は簡単に出来る8つの固定費の削減方法についてお話しました。
あなたはどうでしたか?家計に無駄なものは有りませんでしたか?

この様に、家計を見直す際にはまず初めに変動費ではなく、固定費の方を優先的に見直ししていきましょう。
これをするだけで日常の我慢は一切せずに、勝手に600万円の教育費の準備が出来てしまったり、400万円の繰上げ返済の資金が自動的に貯まったり、老後資金の一部にだって使う事も出来るのです。

家計の無駄を徹底的に省いて、筋肉質な家計を作り上げていきましょう!

ではまた次回もお楽しみに!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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