ファイナンシャルプランナー(FP)を目指す方へ

ファイナンシャルプランナー

皆さんおはようございます!

今日は朝から梅田のルクアイーレ9階にあるブックカフェでソファに座って大阪駅の景色を見下ろしながら更新しています。

そして今現在、カフェの私のすぐそばに座っておられる女性がちょうどファイナンシャルプランナーの資格のお勉強をされています。

私ももちろんFP資格を持っているわけなので、私にもそう言った時期があり、すごく懐かしく思えます。

いろいろ当時の事を思い出して、応援したくなりました。知らない人なのでもちろん声はかけませんが。。笑

今日はそういうFPを目指している方へのお話です!

私がFP資格を取ったのは平成17年なのでもう11年ほど前になります。

資格を取った後はFP事務所に勤めたりして、その後今から約6年ほど前にFPギャラリーを開業しました。

その独立仕立ての頃は、あちこちの学校などでFPの資格取得の講師などもしており、これからFPの資格を取ろうとするたくさんの人達の授業を請け負っていましたし、資格取得後の進路についての面談も多く受けていました。

その方達の中の質問で特に多かったのは『FPの資格を取る事で、今後の進路はどんな仕事の分野が広がりますか?』という質問でした。

今でこそファイナンシャルプランナーはだいぶ世間で認知されて来ましたが、それでもまだどんな仕事なのかご存じない方も多くいらっしゃいます。

今日は、

●FPの仕事に興味がある方

●これからFPの資格を取ろうとする方

●FPの資格は取ったけど仕事に役立てられていない方

など、FPの仕事に興味がある方へ仕事の内容などを簡単にお話していきます。

まず、ファイナンシャルプランナーというのは、お金の専門家であり、お金のドクターと思って頂ければ良いかと思います。

具体的には、資産運用や保険・年金、税金、不動産、相続・贈与、事業承継、ライフプランなど、とても広範囲に渡ってお客様へコンサルティングをしていく仕事になります。

個人に特化しているFPもいますが、私自身は法人・個人両方の相談を受けています。

これだけ広い分野での知識を習得する訳ですから、もちろん職業の幅も広くたくさんの業種で役立つものです。

まず、ファイナンシャルプランナーという職業を大きく分けると、企業内FP独立系FPに分かれます。

企業内FPというのは簡単に言うと、企業や金融機関で勤めているFPになります。

ですので、○○銀行や△△生命保険、□□証券など、企業や金融機関に勤めているFPの事を言います。

これらのFPは基本的に企業や金融機関に勤めている訳ですから、お客様から相談を受けた場合、その勤めている自社の商品でしか解決する事が出来ません。

一方、独立系FPというのは、金融機関に勤めていない独立したFPの事を指します。

お客様から相談があった場合、いろんな選択肢の中からお客様に合ったものをプロの視点でチョイスして選択する事が出来ます。

さらにもっと言うと同じ独立系FPでも、本当は細かくいろんな業態があるのですが、ここでは省略します。

もし今これを読んでいるあなたが、FPを仕事に役立てたいと思っておられるなら、まずはこの企業内FPか独立系FPかを選択する事になります。

企業内FPでしたら、銀行や証券会社、保険会社、会計事務所や不動産会社などに勤めるFPになります。

また、金融業界でなくても一般企業でも総務部や人事部でその知識の一部を役立てる道も有ります。

一方、独立系FPでしたら、ファイナンシャルプランナーという資格自体を職業にする独立したFPになります。

一般的には個人でされているケースもありますが、FP事務所に所属するケースもあります。

ちなみに弊社はこの後者の独立系FP事務所になります。

FPを目指される方は、どちらでもご希望の業態・業種で活躍されるのが良いのですが、一つ間違ってはいけないのは、FPという資格はその資格を取得しただけでは何のコンサルディングもアドバイスも出来ません。

資格を取っただけの状態なら、おぎゃ〜と産まれた赤ちゃんの状態です。

どの業種・業態においても資格取得は途中段階の一つの手段であって、それ自体がゴールではありません。

FP資格を取った人でも、仕事はおろか、自分自身の私生活にすらその知識を取り入れられていない方も多くいらっしゃいます。

これはせっかくデスクワークで学んだ知識が、実態の社会や家計に全く結びついていない状態ですね。

中学・高校の6年間も英語を学んだのにそれを話せない日本人という様な状態でしょうか。

もし資格を取ること自体を目的にされているというなら、それはそれで否定はしません。

ですがFPの資格取得で学ぶ知識は、本当にかなりの価値ある知識です。

一般のサラリーマン家庭でもFPの知識を全て網羅すると一生涯で数千万円の差が生まれる事も珍しくありません。

もしそれを仕事にしなくても、せめて自分自身の生活には取り込める様にはしたいですね。

せっかく学んだ知識は机上の空論では勿体なさすぎます。

よくFPを目指される方に『ファイナンシャルプランナーって稼げるんですか』と聞かれる事が多くあります。

これに対する私の答えは、稼げる人は桁外れに稼いでいますし、稼いでいない人は全くといっていいほど稼いでいません。

もちろんお金を稼ぐことだけが目的ではありませんし、お金だけに執着する必要は全くありませんが、仕事をする一つの動機になるのは否定出来ません。

それ以外にも、FPは社会的に貢献できる場面も非常に多い仕事です。

FP相談を受けた後に、お客様から

『今日のお話を聞いてぼんやりしていたものがスッキリしました』

『家計の考え方を数値に落とし込んで具体的にすごく納得できました』

『難しいお金の相談を分かりやすく話してくれたので理解出来て本当に良かったです』

『漠然と不安だった将来が、お話を聞いて安心しました』

『両親や兄弟の相談もしてもいいですか?』

などの声はほぼ毎回の相談で聞けるぐらいです。

お客様はこんな感じの好印象な反応ばかりなので、個別相談を行った直後は本当に自分の社会的価値を思いっきり実感出来るし、本当にめちゃくちゃ楽しい仕事です。

FP相談が増えてくると、お客様からそう言った反応を毎日毎日受ける訳ですから本当に充実感満載です。

世界的に見て、日本は金融教育を行っていないので金融知識をあまり持たない人も多く、そう言った基本的な知識を教えるだけでも非常に感謝され、それがまた私達FPという仕事のやりがいにつながっているのは間違いのない事実です。

また知識だけでなく、具体的にそれを家計に活用する事で数百万円の資金を作り出せる事なんかも日常茶飯事です。

FPには、弁護士や税理士の様な独占事業はありません。

だからこそいろんなあらゆる業態で活躍できる、枠に囚われない職業なのです。

いろんな新たなビジネスモデルを作れるチャンスだってあちこちに転がっています。

自分自身で思いついた事業モデルだってどんどん試していく事も出来ます。

もちろん、先ほどもお伝えした通り、資格を取っただけで独立出来る様な簡単なものではありません。

資格を取ってからがスタートなのです。

そこからその学んだ知識を実際の経済や顧客の状況などの各個別の案件に落とし込んで考えて、その具体的な知識や手段、ノウハウを身につけていくのです。

一見すごく難しそうに思われるかもしれませんが、本気で上を目指して努力して取り組めばそんなに難しい事でもありません。

一つ一つを本気でコツコツ努力していけば、事業を拡大していく事も可能ですし、大きな夢を実現する事も出来ると思います。

絶対に日々の努力は必要ですが、その一つ一つが身についていき、必ずFPとしてグングンとレベルアップしていきます。

もしこの記事を読まれた方やFPを目指したい方など、今後のご自身の事でも、ご質問などありましたら是非お気軽にメールでも頂ければ回答させて頂く事も可能です。

そしてもし弊社のFP事業に興味がある方や、一緒に働いてみたい方、一度お話を聞いてみたいという方なども是非お気軽にご連絡ください。

『ホームページの記事を見た』とおっしゃって頂ければメールでも回答させて頂きます。

・ご質問はこちら(無料)

・FPの採用情報・ご応募についてはこちら

FPという職業を一緒に盛り上げていきましょう!!

というわけで今日はFPの職業についてお話しました。

さて今からこの梅田のカフェでもう少し今後の新規事業などの企画を練ります。

また次回をお楽しみに!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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