持ち家と賃貸の比較、結局どっちがいい?

皆さんこんにちは~~!!
今日も大阪は気持ちのいい天気に恵まれてます。
今日は、働きざかりの世代の住宅取得に関する意識についてお話しします!!
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住宅ローン、固定金利と変動金利どっちがいい?
よく『賃貸派・持家派でどっちがお得か』とかいうフレーズの書籍や雑誌を目にしますが、これは永遠のテーマだと私は思います。
少なくとも、バブルの時代と違い人口も減少してくる中で、これからの住宅購入は売却益を狙ったキャピタルゲインでの資産運用目的ではなかなか難しいと思います。 勿論、全ての物件がそうだとは言いませんし、現に都内や都市部では売却益の出ている投資物件なんかも有ります。 これからは物件の格差が更に拡大してくるでしょうし、二極化してくる事は明らかです。
ですのでご自分の『家』という夢のために住宅購入されるのは賛成しますが、資産運用の一環として住宅を購入されるのは、私はあまり得策とは思いません。
賃貸はその時の状況に応じて気軽に引っ越しできるのもメリットでは有ります。一方、持ち家は老後までにローンを完済してしまえば、月々の負担が減り、老後生活は楽になります。
賃貸がいいのか持ち家がいいのかは、今後のライフスタイルや寿命によって大きく左右されるでしょう。 少なくとも不動産屋さんの営業切り口として、『今の家賃とほぼ同じ価格で家が買える』という謳い文句に安易に乗ってはいけません。
不動産を取得すると、賃貸では発生しなかった目に見えない費用がかなりかかってきます。
まずは購入時の初期費用(不動産仲介手数料、取得税、登記費用、保証会社の保証料、火災保険、地震保険など)に加え、固定資産税、修繕費の積立、マンションなら管理費等々多くのランニングコストがかかってきます。
ただ単に今の家賃の支払額とローンの支払額だけを比較して、GOサインを出すのはあまりにも安易すぎます。 銀行の借入れ限度額というのも、支払っていけるという保証目処ではないのです。
その持家の方達への、
■ 現在、住宅ローンの残高がありますか?ある場合はいくらですか? という問いに対して。。。
ローン残高はない 24.4%
100万円未満 0.5%
100万円~300万円未満 1.8%
300万円~500万円未満 4.1%
500万円~700万円未満 3.6%
700万円~1,000万円未満 8.4%
1,000万円~2,000万円未満 28.6%
2,000万円~5,000万円未満 27.3%
5,000万円~1億円未満 0.9%
1億円以上 0.0%
無回答 0.2%
という結果に。
1,000万円~5,000万円未満を合計すると半数以上になっています。
先日の記事でも書きましたが、住宅ローンを借りる時は、どのタイプのローンがいいのかたくさんの選択肢の中から充分に検討するようにしましょう。
そして出来るだけ頭金を貯めて住宅ローンはなるべく少なく借りるようにしましょうという定番のトークにも騙されてはいけません。 住宅購入時には頭金を少なくして、ローンを借りた方がお得なケースも多々有ります。住宅ローン控除で税金の還付を受けられる額と利息や諸費用との比較が重要です。
借金=悪という単純な発想に惑わされず、キチンと数値的な根拠で考えましょう。 この計算についてはまた次回以降にお話しますね。
そして万が一の緊急予備資金として手元に残しておく資金もちゃんと確保しておきましょう。
また月々のローン以外のランニングコストなどもキッチリと計算しましょう。
今は先の収入が読めない時代ですから、現時点でいくら月々の返済額が出来たとしても、金利上昇に耐えられるのか、何%までの上昇なら家計は耐えられるのか、などなど徹底的に分析してリスクヘッジしていきましょう。
住宅ローンは20年や35年借りる人も多くいます。 その長期間の間に何が起きるか分からない世の中です。ゆとりを持った資金計画は絶対条件になります。
いずれにせよ、住宅を購入する場合は徹底的にリスクヘッジを考えましょう。その具体的方法をご相談したい方は、是非お気軽にご連絡ください。
というわけで、前回に引き続き、簡単な住宅購入資金のお話でした。住宅資金に関してはまだまだお話する事がたくさん有りますので、次回以降にまたアップしていきますね。
では今日はこの辺で! 皆さん良い一日を~!

伊藤 尚徳

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