独身女性や専業主婦に生命保険は必要?

保険

こんにちは!
今日は独身女性や専業主婦からご相談頂くの中で、とても多い相談で保険の見直しに関してのお話です。

保険の見直しをする際には、その商品が良いものか良くないものかを比べる前に、自分自身に必要な保険はどんな種類のものが必要で、どんなものが不要なのか、きちんと考えてから商品選択をしましょう!

ハッキリ言います!

生命保険は無駄には入らない方が良い!!です。

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1. 生命保険は必要なものと不要なものにキチンと分ける

まず資産運用などと同様に、生命保険もなんで入るのか、その目的を明確にしましょう。

※注:一般的に生命保険というと、死亡した時の保障も医療費などの保障も総括して生命保険と呼ばれていますが、本来は、生命保険=死亡保障、医療保険=入院・手術などの際の医療保障と細かく分類されています。

あなたはなぜ生命保険に入っている(入ろうとしている)のでしょうか?

・成人したから?
・社会人になったから?
若いうちから入っておいた方がいいから?
結婚したから?
子供が出来たから?
みんなが入ってるから?

実は、生命保険は要らない人は入らない方が良いです。

成人しても、社会人になっても、若くても、結婚しても、子供が出来ても、周りのみんなが入ってても、生命保険は要らない人は要らないんです。

ではどうやってそれを見極めるのでしょうか。どうやって線引きするのでしょうか。答えは簡単です。

生命保険というのは、本来その方がお亡くなりになった時に残された遺族が生活出来なくなってしまう場合に遺族の生活保障として入るわけですよね。

では、独身女性や専業主婦が亡くなった場合はどうでしょうか。

その方がもしお亡くなりになったらもちろん遺族は悲しむでしょう。ですが、残された遺族は果たして今まで通り生活が出来なくなってしまうでしょうか。そこが重要です。

もし、その方がお亡くなりになっても遺族は今まで通り生活が出来るのであれば、別に死亡保障としては必要無いわけですよね。

ですが、まだ小さな子供がいるとか、親族に仕送りをしていて、それで親族が生活をしている場合などは、その方がお亡くなりになった際には残された遺族はたちまち困った事になるので、その場合にはある程度大きな保障が必要になるわけです。

要するに自分が万一亡くなった際に、残された遺族で生活が出来なくなる人がいるかどうかで必要か不要かを考えます。要らないものにわざわざ保険料を払う必要は無いわけです。

 

2. 生命保険は資金効率が悪い?

でも必要は無いとしても『やっぱり家族には資産を残してあげたい』という思いで生命保険に入る方もいらっしゃいます。お気持ちはよく分かりますし、もちろん否定はしませんが、実は生命保険というものは金融商品の中でも資金効率があまり良く無いものなのです。

まず、生命保険というのは保険会社が商品を作る際に、当然ですが必ず自分達が損をしない様な商品設計をしています。死亡率などの過去の莫大なデータを基に商品を設計して、メーカー側の保険会社が損をしない様に作っているわけです。私は別にこの事に関しては否定はしません。

ですが、お客様側から見たらどうでしょうか。

保険商品というのは当然、契約者が払った保険料から、保険会社が手数料をガッツリ差し引いて、その後に残った資金から、亡くなった人の保険金を支払っている訳です。もし加入者全員に保険金が降りる様な設計になっていたとしたら、保険会社が差し引いた手数料分が赤字になって戻ってくる訳です。払ったお金に対しての期待値が低いわけです。

例えば、保険会社の手数料が3割だとしたら、そこにお金を払った時点であなたの資金は7割しか戻らないという期待値になる訳です。

もし保障が必要無いなら、遺族に残してあげたい場合は保険金ではなく金融資産として着実に残した方が効率が良いのです。

ただ、私は何も保険そのものを否定している訳では無い事を誤解の無い様に言っておきます。生命保険は、それが必要な人にとってはとても重要な商品です。ですが不要な人にとっては、もっと資金効率の良いもので残す事をオススメいたします。

 

3. 保険に加入する目的を明確に

保険が必要な場合には、もちろん入っておく事を私もオススメしますが、なぜ保険に入るのか、目的を明確にしましょう。

保険に加入するには大きく3つの目的があります。

① 保障目的
② 積立目的
③ 節税目的

この3つです。

3-1. 保障目的

これは先ほどのお話ですね。その方がお亡くなりになった場合の遺族の生活保障。また、その方が入院・手術をした場合の医療保障などがこれにあたります。

要するに『何かあった時の備え』として加入するものです。世間一般的に、保険というのはこんなイメージでしょう。

3-2. 積立目的

これは、本来死亡保障なんて必要無いんだけど、銀行で預金をしていても全然お金が増えないので、積立型の保険に加入すると銀行の預金よりはお金が増えるという事で、資産形成の目的で入る場合です。終身保険や養老保険、学資保険や個人年金などがこれにあたります。実際には長期間支払っていくと銀行預金をしているよりは少しは増えるものもあります。

ですが、これは本当に良い商品なのでしょうか?

ご存知の通り、今の日本国内は超低金利です。銀行の定期預金などでは、金利が0.02%しか付かない時代です。

この過去最低レートの超低金利の時代に、こういった長期間に渡って定額の確定利率の商品に入ると、その加入した時の金利が何十年間もずっと固定されて超低金利のまま長期間ずっと寝かされてしまうわけです。

こんな時代にわざわざ過去最低レートの金利で固定してしまうのはいかがなものでしょうか。もしこういった今の日本国内で運用される様な定額の保険で積み立てるのはあまり得策とは言えないのではないでしょうか。

今の時代はあまり資金を固定しすぎてしまうと不利になってしまう可能性があるのです。

お金を増やすなら超低金利の日本だけではなく、海外で運用する様なものも視野に、もっと効率良く運用できるものが有るので、そういったものを選択肢に含んで検討しましょう。

3-3. 節税目的

これは、本来保険は要らないという人で、お金ももうたくさん貯まっているという方が保険に入っている場合が有ります。資産がたくさん有りすぎると、今度は莫大な相続税がかかってくるケースがあるのです。生命保険金には相続税の非課税枠というものが有り、相続税を減らす効果もあるのです。

また、中小企業の経営者の方は、法人税の対策で加入される方もいらっしゃいます。

まあ要するに税金を安く抑える事を考えて保険に加入する場合も有るのです。

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というわけで、生命保険に加入するには以上の大きく分けて3つの目的が有ります。保障目的・積立目的・節税目的。。。さて、あなたにはどれが必要でしょうか?

まずは保険に加入する目的を明確にして、必要なものだけを選んで、そこから商品を選択していく様にしてくださいね。

 

4. 保険商品を選ぶにはどうしたら良いか

では次に保険に加入するにしても商品選びはどうやって選べばよいのでしょうか。日本国内には約50社ほどの保険会社が有り、商品のラインナップも多すぎて選べないぐらい有ります。保険商品というのは商品内容が各社で違って、全く同じ商品というものが無いので、選ぶ際に困ってしまう方が非常に多いのです。

A社の商品は保障がたくさん有って充実しているけど、保険料がちょっと高い。。。
B社の商品は保険料がすごく安いんだけど保障が少し少ない。。。

といった具合です。これでは商品を選べないですよね?

こういった場合には、まずは優先順位を決めます。

掛け捨て型の商品の場合

掛け捨ての商品の場合には何を優先するかといえば、これは明らかに保険料の安さです。

なぜかと言いますと、もしその期間に何も起こらなかったら掛け捨ての保険は一切お金が戻って来ないからです。それなら保険料は安い方が良いですよね?

よく保険は、掛け捨てはダメ、積立てが良い、と思ってらっしゃる方がおられますが、そんな事はありません。ただ、掛け捨ての保険に加入するなら、まずは無駄を省いて保険料の安い商品を選ぶのが優先になります。

積立て型の商品の場合

積立て型の商品の場合は、どういう基準で選びますか?

これは積立て型という性質上、お金が貯まって増えていく商品になります。その積立ての目的で加入するなら、積立て型の商品の優先順位は積立ての率にこだわります。

例えば毎月1万円を払っていったとして、60歳までに全部で払った保険料が300万円だったとします。それを60歳の定年を迎える際に解約した(もしくは満期を迎えた)とします。そうすると、今まで払った300万円の保険料に対して、310万円で戻ってくる商品よりも350万円で戻ってきた方が良いですよね?

というわけで積立て型の場合は、優先順位はこの率になります。

ただ、前述の様に今の日本国内の超低金利時代の定額の保険商品は、この率が全然良くないので、私はもうちょっと効率の良い商品をオススメしています。年率で換算すると、例えば日本国内の定額の商品でしたら0.3%ほどしか増えないものも有れば、外貨や投資信託で運用できるものなどを比較すると、年率で6%を超える運用を期待できるものも有ります。

また、支払った保険料の総額が将来的に最低保証されているものも有れば、多少のリスクを取ってリターンが期待出来る様な商品まで多種多様なものが有ります。

お金を増やすのは、何も保険だけではありません。保険以外にも銀行系の商品や証券系の商品などが有ることは、以前の記事で書かせて頂いた通りです。お金を増やすという目的の場合は、これらのあらゆる商品の中で、ご自身が負えるリスクや知識レベルなどを考慮して、一番ピッタリ来るものをチョイスする事をオススメしています。

医療保険・がん保険

最後に医療保険やがん保険に関してです。これは優先順位も色々有ります。

● まずは保障が比較的充実している事。
● そしてもちろん保険料が安い事。
● そして一生涯保障である事。
● そして保険料が上がらない一定のタイプ。

という条件で各社を比較して、お客様のご年齢に合わせて有利なものを選んでいきます。

 

この様に、どんな保険商品を選ぶにしても優先順位を決めて比較するととても選びやすくなります。今日は独身女性や専業主婦の生命保険の選び方や考え方のポイントをお話しました。

あなたはなんで保険に加入している(もしくは加入しようとしている)のですか?
あなたの保険は不要なものまで無駄に入っていませんか?
きちんと優先順位を考えて選びましたか?

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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