家賃(住宅費)ってどのくらいまで払って大丈夫なの?

不動産・住宅

皆さん、こんばんは~

普段、私は仕事柄よく住宅資金の相談をうけるのですが

家賃(住宅費)ってどのくらいまで払っていいの?

といった相談がよくあります。

今回はちょうど引っ越しシーズンですので

【これから引っ越しを考えている人】【住宅購入を考えている人】向けに

アドバイスさせて頂きたいと思います。

家賃は手取りの1/3までにしよう

まず家賃ですが

これは毎月支払う固定費の中で

一番大きな金額になるケースが多いです。

家賃はどんなに多くても手取りの1/3程度

抑えて頂いたほうが安心です。

もちろんお子さんの人数や各家庭の

ライフスタイルによって変わりますので

あくまでも目安というふうにお考え下さい。

仮に二人の手取りが34万円なら

11万円程度までということです。

地方の場合

ファミリータイプの物件でも10万円以内で

十分に探すことはできるでしょう。

出産を考えていて、出産後しばらく仕事をお休みするという場合は

夫一人の収入でもやりくりできるだけの家賃に抑えておくと安心でしょう。

夫婦のみ、子供が小さい頃は広い間取りは必要ないですし

お車をお持ちであれば駅から遠い物件も

選択肢に入れて家賃を大幅に抑えるのも一つです。

また、人生には「お金を貯めやすい時期」がありまして

独身時代や夫婦共働きの時代

子供が独立した後はお金を貯めやすい時期になります。

結婚後も夫婦の手取りの1/3程度貯めていけると

お子さんも教育資金やご自身の老後資金を

貯めていきやすくなります。

もし仮に月7万円貯める場合

その分はないものとして残りの27万円で生活をしましょう。

仮に家賃(管理費なども込み)が10万円なら

17万円でその他の支出をやりくりすることになります。

実家暮らしのときとは違って、光熱費や通信費など

すべての支出を自分たちで支払うことになります。

家計簿をつけてしっかり管理しましょう!

例えば、モデルケースとして下記のような支出の割合を提案させていただきます。

もちろん、予算の範囲内であればどのように配分していただいても構いません。

  • 住宅 10万円
  • 通信費 2万円
  • 光熱費 2万円
  • 交通費(ガソリン代、保険代など) 2万円
  • 保険 5000円(保障目的)
  • 食費 4万円
  • 日用品 5000円
  • 衣服・美容 2万円
  • 趣味・娯楽 2万円
  • 交際費 2万円
  • 貯金 7万円

※貯金の一部は投資信託や生命保険などで

資産運用をして少しでも

お金を増やす意識をお持ちください。

 

固定費を見直そう!

先ほどご説明しました

手取りの1/3を家賃(住宅費)に

まわすのが難しい方は

月々支払う固定費を見直しをしましょう!

節約ももちろん大切ですが

おかずを一品減らしたり

飲みに行くのを我慢したり

趣味にもお金を使わなくなったり

しますと多少はお金は貯まるかもしれませんが

それ以上にストレスが溜まってしまいます・・・

 

ですので、ストレスのかからない節約方法は

なんといっても「固定費の見直し」です!!

代表的な固定費は下記の4つです。

ご確認くださいませ(^^)/

①住宅ローン

住宅ローンに関しては

ご存知の方も多いと思いますが

金利が少し変わるだけで総支払額が大きく変わります。

例えば、銀行から3,000万円のお金を借りたとします。

そうすると金利の変わるタイミングにもよりますが

1%金利が上がるだけで総支払額が600万円

上がってしまいます。。。

ですので、特に住宅ローンを組む方は

しっかりと金利のことを学ばなければなりませんし

銀行の選び方や税金、ローンについても学ぶ必要があります。

また、既に住宅ローンを組んでいる方も要注意です!

5年以上前に住宅ローンを組んでいる方は

現在の金利と比べて高い金利でローンを組んでいる可能性があります。

ですので、そういった方は「借り換え」の検討をしてみても

良いかもしれません。

 

②生命保険・医療保険

生命保険や医療保険には

そもそも加入する目的3つあります。

・保障目的(死亡保障や医療保障)

・積立目的(資産形成など)

・節税目的(相続税や法人税など)

上記の3つがあります。

つまり、上記のどこにも当てはまらなかったら

そもそも保険に加入する必要はございません。

・知人から薦められるがままに入ってしまっている。

・自分がどんなプランに加入しているか分からない。

・結婚したからとりあえず保険に入っている。

・会社に来た保険のおばちゃんから入った。

上記のような方は要注意です。

まずは、入る必要があるかどうかから考えて

保険の見直しも考えていきましょう!

 

③通信費

通信費はスマートフォン代やネット代です。

こちらに関しては

どこのキャリアも乗り換えや機種変更をすると

キャンペーンなどで安くなる可能性が高いです。

一度、お近くに携帯ショップに料金の確認を

してみて下さいね(^^)/

 

④カーライフ

車に関する費用は

下記のように支払っている方を多いのではないでしょうか?

・車ローン 月30,000円

・ガソリン代 月15,000円

・駐車場代 月10,000円

・自動車保険 月7,000円

・車検代・洗車代など 月3,000円

というふうに車の維持費を

バカにはできません。

自動車保険の見直しや

あまり車に乗らないのでしたら

「カーシェアリング」なども考えてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

今回お伝えさせて頂いた

手取りの1/3までが家賃(住宅費)に

支払うというものはあくまでも目安です。

各ご家庭によって

一概には言えませんが

やはりどのご家庭でも

月々の固定費の見直しは非常に大事になります。

固定費の見直しや教育資金や住宅資金のお悩みをお持ちの方

ご相談したいことなどありましたら

お気軽にご相談下さいませ。

The following two tabs change content below.
橋本宗南

橋本宗南

独立系FP事務所である(株)FPギャラリーの役員として活動中。 現在はリクルートSUUMO(スーモカウンター)住宅ローン相談を含む年間約500件の各ご家庭の将来設計を見据えたライフプランの提案から退職金の貯め方・生命保険、損害保険の分析・安定的な資産運用の方法・住宅ローンの有利な組み方、返し方など多岐にわたる相談まで専門的な視点でお客様それぞれに合ったコンサルティングを行っている。

“30代から始める”カンタン貯蓄術!らくらく“3000万円”を貯められちゃう方法読むだけリッチメールレッスン

橋本宗南

7,058 views

独立系FP事務所である(株)FPギャラリーの役員として活動中。 現在はリクルートSUUMO(スーモカウンター)住宅ローン相談を含む年間約500件の各ご家庭の...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧