【お金の心理学】お金が貯まる人と貯まらない人の心の中を見てみよう
皆さん、こんにちは!
突然ですが皆さんは、気付かないうちにお金が貯まっているタイプですか?
それともいつの間にかお金が無くなっていて、何に使ったのかさえよく分からないというタイプですか?
今日は心理学や行動経済学の観点から、私たちが陥りやすい心理を3つご紹介したいと思います。
心理学や行動学には様々な捉え方がありますが、人間の考え方・陥りやすい心理などを理解しておくと、感情だけにとらわれない合理的な判断力や価値観を身に付けることができます。実生活の中で、お金というものが人間の心理にどのような影響を与えるのか、お金との良い付き合い方とはどのようなものなのか、心理学を通して学んでみましょう。
あなたは、知らず知らずのうちに不合理な決断をして、損をしているかもしれません…
目次
1. 現在志向バイアス『分かっていてもやめられない!』
『現在志向バイアス』とは、未来の利益よりも、目先の利益を追求してしまう心理のことです。例えば、こんな経験はありませんか?
・痩せたいと思っているのに、目の前のケーキを食べてしまった
・貯金をしようと思っているのに、欲しいものをつい買ってしまった
・勉強や読書をしようと思っているのに、飲み会や友達との遊びを優先してしまった
誰でも一度はこんな経験があると思います。
人は頭の中では「目標を達成したい!」と考えていても、本能的に楽な行動を選択してしまうのが『現在志向バイアス』です。実はこの『現在志向バイアス』は、日々の生活だけではなく、お金についても大きく影響を及ぼすことがあります。
例えば、今もらえる10万円と3年後にもらえる15万だったらどちらを選びますか?
これは実は、ほとんどの人が今もらえる10万円を選びます。3年後には、確実に5万円多くもらえるのにです。
未来の喜びというのはなかなか想像しにくいものですが、確実な目の前の利益に対しては人の心が動いて行動に影響を与えます。この現在志向バイアスが強い人は、目の前の欲求に弱いので貯金をしにくく、自己投資にも失敗しやすい傾向があります。
もしあなたが、なかなか目標を達成できないと感じている場合には、まずはこの現在志向バイアスを意識してみてください。そしてこのような負の心理効果に打ち勝つためには、意図的にやらなければいけない状況を作ってしまう、ということも効果的です。先ほどの例で言うと、
・痩せたいと思っているのに、目の前のケーキを食べてしまった
→ 有料のジムやパーソナルトレーニングなどに入会して、強制的に運動する仕組みを作る
→ 買い物の際、必要以外のお金を持っていかない(事前に買うものをリストアップして、それにかかるお金だけを財布に入れる)
→ ケーキやお菓子売り場を通らないようにする
・貯金をしようと思っているのに、つい欲しいものを買ってしまった
→ 月に貯金する金額をいくらと決めて、口座振替・カード引き落としなどで強制的に貯金をする仕組みを作る
→ 買い物で使っていい金額を予め決めておき、それ以外のお金は使えない様にしておく
→ 用事がないときはお店に入らない
・勉強や読書をしようと思っているのに、飲み会や友達との遊びを優先してしまった
→ 有料の勉強カフェや資格講座・スクールなどに申込み、強制的に勉強する時間を作る
→ 遊ぶ日数やお金に対して、具体的に制限を作る
まずは自分の中の『現在志向バイアス』を意識し、有効な対策を考え、実践することで、無駄な出費を減らすことができ、時間も有効に使うことができるようになります!
2. 現状維持バイアス『何か失うかもしれない!』
『現状維持バイアス』とは、大きな変化や未知なるものを避け、現状を維持したくなる心理のことです。人間はどちらかというと、変化そのものを嫌う傾向があります。
その背景には損失回避という心理が働き、新しいことをして「何かを得られるかもしれない」という期待より、現状を変えることによって「何かを失うかもしれない」という不安の方が大きく感じられてしまうからです。
こんな経験はありませんか?
・他にやりたい仕事があるのに、何年もズルズルと同じ仕事を続けている
・新しい習い事をしたいのに、なかなか一歩が踏み出せない
・好きでもない人といつまでも付き合っている
現状に満足している訳ではないけれど、なかなか前に進めずに先送りしながら現状を維持してしまう状態です。これはまさに現状維持バイアスにより、変化を避け自分を守りたいという心理が働いているからなんですね。
私たちは時に、この現状維持バイアスによって最終的には損をしてしまうような選択をすることがありますので、無意識にこの心理が働いていないか認識しておく必要があります。
またこの心理に打ち勝つ方法として、まずは現状分析から始めましょう。
自分の現状をありのままに書き出し、今の気持ちや自分の置かれた環境、仕事面での待遇などを全てリスト化します。そして仮に行動を起こしたとすると、現状がどのように変化するのかデータとして比較してみましょう。行動を起こした場合と起こさなかった場合とをデータとして客観的に分析することで、何がどのように変わるのかが見えるようになり、それによって行動に変化を促すという方法も効果的です。
特に、ここぞという大事な場面では感情だけで判断せずに、論理的にどのぐらいのリスクがあって、どのぐらいのリターンが見込めるのか、きちんと検証をしてから行動するようにしましょう。
3. 自制バイアス『私なら大丈夫!』
『自制バイアス』とは、自制心を過信してしまう心理のことです。私たちは、自分自身をコントロールできると思いがちですが、実際には誘惑に負けてしまうことが多いものです。
こんな経験はありませんか?
・ウィンドウショッピングで見るだけのつもりが、見ているうちにその商品が欲しくなってしまい、「今回だけは特別」と言い聞かせて買ってしまった
・別の用事でコンビニに入ったのに、「自分へのご褒美」としてスイーツを買ってしまった
自制バイアスが働くと、こういった「今回だけ」や「自分へのご褒美」などが何度も繰り返されることになり、必要以上に出費をしてしまうはめになります。
自分で自分をコントロールしているつもりでも、実は自制バイアスの罠にはまっていた、なんてことがあるんですね。このような心理に負けないためには、そういったハイリスクな状況に身を置かないことが一番です。私なら大丈夫と思わずに、人は誘惑には弱いということを認識し、なるべく自制バイアスが試されるような状況にならないように予め工夫しておく必要があるでしょう。
しかし克服のためにあれもこれも我慢をしてしまうと、今度はストレスが溜まり、違うところで発散してしまう可能性がありますので、ご褒美の回数や金額を事前に決めておくと良いかもしれませんね。バイアスに打ち勝ちながら、自分のストレスとも上手に付き合っていきましょう!^^
人は一般的に、得をしたいという気持ちよりも、損をしたくないという気持ちの方が大きいものです。しかしそれによってチャンスを逃したり、実際には損をしていたということも十分にあり得ます。
今日お話したのはあくまでも考え方の一部ですが、こういった人間の心理や行動について認識しておくだけでも、余計なことにお金や時間を使わずに済み、貯金体質な家計や将来への自己投資へとつなげることができるでしょう。
皆さんは、自然とお金が貯まっているタイプですか?
それとも気づいたらお金が無くなっているタイプですか?
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