みんな毎月の給料からいくら貯金してるの?

個人年金保険

皆さんこんにちは。
突然ですが、皆さん毎月貯金ってやってますか?

世間の皆さんはどのぐらい貯金をしているのでしょうか。他人の財布の中身は気になるところですね。

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先日何気なくニュースアプリを読んでいる中で、面白いお話がありました。

総務省の家計調査(H27)によると勤労者の世帯収入の平均は46万9,200円で、所得税や社会保険料を差し引いた手取り(可処分所得)は38万1,193円だそうです。そして、その中から貯金をしている金額の平均は6万9,001円

ということは、手取り収入の18%を貯金に回している計算になりますね。

皆さん結構貯蓄に回しているんですね。そしてこれを年代別にみると面白い傾向になります。

20代、30代、40代、50代、60代。。。どの年代が一番給料の中から貯金に回す率が高いのでしょうか。これはちょっと驚きで、意外な調査結果になっています。

まず、所得に対する貯金の率が高いのはなんと20代で、貯蓄率は35%にのぼります。これはシングルの世帯が多いのも影響しているのでしょう。

そしてなんと、もっと意外で私自身もビックリしたのが、次に貯蓄率が高い年代です。それは30代、40代ではありません。え?50代?まさか60代?

いいえ、その次に所得に対する貯蓄率が高いのはなんと、70代なのです。あくまでも勤労世帯に限っての調査になりますが、70代はなんと23.3%になるそうです。

かなり意外な結果ですが、70歳以上も現役で働き、その後の老後生活に備えているという非常にたくましい結果になりました。気分的にはまだまだ現役世代で、老後はまだまだ先という非常に元気な考えの持ち主でしょう。

これは素晴らしい結果だと私は思います。高齢者も働けるならどんどん働いていった方が国内経済も活性化します。

そして次に、30代の貯蓄率は21.5%。これは結婚して子供ができる子育て世代とも言えます。この世代は、お子様がいないか、まだ小さい時はお金の貯め時です。

そして40代に関してはどんどん貯蓄率が下がり、50歳代までは所得もピークとなる一方、教育費や住宅費が嵩む、一番お金のかかる世代です。この時期にはなかなか貯めにくくなるかもしれません。

でも実際に今まで漠然としていた老後生活のイメージが、うっすら見えてきて意識し出すのはこの頃が多いのです。気が付いて意識しだした頃には、資金が厳しいという状況なわけです。

そして60代の貯蓄率は5.2%。これは再就職後の所得が大幅に減ったことも影響しているでしょう。

そう考えると、やはり一生の中で貯金がしやすい世代というものが見えてきますね。子供の教育費や住宅費などがかさばらない20代や30代から貯蓄をしていくと、後々非常に楽できますね。

そして、世帯を持った現役世代の貯蓄率は、15〜20%が平均になっているそうです。まあせめて、給料の手取り金額の15〜20%程の貯蓄は目安にしたいところですね。

こういう様に貯めやすい時期や、なかなか貯金できない時期もあるわけです。各世代によって、貯蓄に回せる金額をきちんと考えていきましょう。

また、お金は貯める事が最終目的ではありません。幸せな生活を送るための手段、道具の一つにすぎません。これだけ貯めれば正解という答えも、各ご家庭によって大きく異なってきます。

更にこのマイナス金利でお金が増えない時代に、皆さんのご家庭では毎月いくら貯蓄に回せば将来安心でしょうか。これはキチンとした答えがあります。

一度ゆっくりと時間を取って、ご家族の将来を計画的に考えてみてはいかがでしょうか。もしご不明な点は私たち独立系FPにお気軽にご相談ください。

という訳で今日はニュース記事を参考に、毎月の給料の中から貯蓄に回す割合のお話でした。

さて今日は比較的時間が取れるので、ゆっくり仕事してます。また次回をお楽しみに!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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