知識がない、お金がない、時間がない人たちの為の簡単な資産運用
こんにちは!
今日は、お金を殖やすための3つの大切な要素についてお話します。
まず、言うまでも無く、投資をしてお金を殖やすには元となるお金が必要です。このまとまったお金が無くて、投資を諦めている人はとても多いですね。
では20代の人などで年齢がまだ若い人など、その元となるまとまった資金が少ない人は、投資でお金を殖やす事は出来ないのでしょうか。
また、投資をするには知識やノウハウが必要と言われています。難しい金融の知識なんて勉強したことも無いし、お金の知識は全く知らないという人もとても多いです。
では未経験や初心者の人で、まだ投資の知識が無くてお金を殖やすノウハウが無い人は、投資のパフォーマンスが良くないので、投資でお金を殖やす事は出来ないのでしょうか。
更に、サラリーマンなどで既に定年退職の直前の人や既に退職した後の人は、運用するための残された時間が短いのでお金を殖やす事を諦めてしまっている人も多くいます。こういった高齢者の方や退職した後の人はお金を殖やす事が出来ないのでしょうか。
実はそんな事は全くありません!
まとまった資金が無くても、パフォーマンスが良くなくても、時間がそんなに無くてもお金を殖やす事は可能なのです。
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投資信託を始めたいけどどの商品が良いの?投資信託選びのポイント(初心者向け)
1. 将来の資産を決める3つの大事な要素
お金を殖やす、結果を生むには、すごく大事なキーワードが有ります。
それは、
● 資金
● パフォーマンス
● 時間
という3つの要素です。投資の結果を生み出すのは、この3つの要素の方程式になっているのです。
将来の資産を計算するには、
『投資資金 × パフォーマンス × 時間 = 将来の資産額』
という計算式が成り立ちます。
資産運用をするには、まずこの3つの簡単な方程式を絶対に頭に入れてください。方程式と大げさに言いましたが、小学校で習う簡単な掛け算ですね。
資産運用と聞くと、ほとんどの人はこのパフォーマンスの部分に意識を向けて、もっともっと良い利回りを出そうと必死になります。
ですが、冷静にこの計算式を見てください。
資金や時間もこのパフォーマンスと同じだけの力を持っているのです。
2. 運用期間
例えば年利20%で運用出来る人がいても、その運用期間が1ヶ月しか無ければ1.6%しか殖やすことが出来ません。(年利20%÷12か月=1.666…%)
先ほどの方程式を見れば分かる通り、時間が倍あれば、投資金額が倍の人と同じ効果が得られるのです。
これは20代などの若い人は、まだまだこれから運用する期間が有るので、資金が少なくても大きく殖やすことも可能という事を物語っています。
ですので、資金の少ない若い世代の方達は、大きな資金が貯まってから資産運用を始めるのではなく、出来るだけ早く始めた方が圧倒的に有利なのです。
まとまった資金が無くても、月々5,000円や10,000円などの少額の積立てでも出来るのです。
私が日常のFP相談を受ける中でも、この『時間の効果』に気がついていない人は本当に多いです。
3. 投資資金
では逆に、退職世代の60代から資産運用を始めるのは遅いのでしょうか?
実はこれも一概にそうとは言えません。
よく、『今まで資産運用なんてやった事が無いけど、1,000万円の退職金をもらったのでそのお金を有利に殖やしたい』というご相談も非常に多くあります。20代や30代の人たちに比べて、60代の人は運用する期間は短くなります。
ですがこの計算式に当てはめると、運用期間がそんなに無い人でも、ある程度まとまった投資資金が有れば、永い運用期間がある若い世代と同じ効果が得られるのです。
投資期間が半分の短い人でも、倍の投資資金が有れば、期間が倍有る人と同じ効果が得られるのです。
投資を始めるのが遅かった人も、ある程度のまとまったお金が有れば今からでも取り返す事も可能になるのです。
4. パフォーマンス
ではまとまった投資資金も無くて、運用期間も永く取れないという人はどうしたらいいのでしょうか。
はい、これはもう答えは分かりますね。
運用のパフォーマンスの向上に努めれば良いのです。要するに、知識やノウハウや経験を付ければ良いという事なのです。この場合は、ある程度お勉強をする努力が必要です。
ですが、この資産運用の勉強が苦手という方や、そもそもそんな勉強はしたくないからプロにお任せしたいという方もとても多くいらっしゃいます。その場合は、もちろんそう言った運用商品も有ります。
また、高いパフォーマンスを求めるには高いリスクが付き物です。このリスクを抑えようと思えば、高いリターンも期待出来なくなります。
もちろん私は初心者の方には、あまり大きなリスクを負う様なものはオススメしません。
でも、リスクを抑えるとどうしてもリターンもそんなに高パフォーマンスは期待できずに、限られてくるのが一般的なのです。
だからこそ、リスクを抑える中で資産運用でリターンを求めたいなら、この投資資金の金額と、運用期間という残りの2つの要素がとても重要になってくるのです。
5. まとめ
要するに、
① 運用期間を永くとるのか
② 投資金額を大きくするのか
③ パフォーマンスを良くするのか
の3点が重要な要素なのです。
ということは、20〜40代のまだ若い世代でまとまった資金が無い人でも、永い運用期間が取れる事は最高に恵まれた状況なのです。もちろん運用期間も永く取れて、投資資金もある程度有れば、更に大きな効果が期待出来るという事なのです
これで、普通預金や定期預金だけで全く殖えずに眠らせている事が、いかに勿体ない事かお分かり頂けたのではないでしょうか。
もちろん運用の世界は、リスクの少ないものでも多少なりとも上がったり下がったりはするものなので、こんなに簡単な計算式だけで単純にリターンの全てが確定する訳では無いのですが、この3つの要素がとても大事な要素なのは紛れも無い事実なのです。
あなたはこの3つの要素の中で、どれが有りますか?
また、どれが足りないですか?
そのあなたの状況で、3つの要素のどこをどうすれば資産が殖やせますか?
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