米金利引き上げについて

アメリカの金利
資産運用

おはようございます。

いやぁ〜〜今日の話題は何と言っても米国金利の上昇でしょう。

世界中が注目する大きな転換期でしたからね。
約10年ぶりですからね。

16日まで開催していた米連邦公開市場委員会(FOMC)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標をゼロ-0.25%だったのを0.25-0.50%に引き上げる事をついに決めました。

正直、米連邦準備理事会(FRB)の慎重な対応を見ていると「いゃぁ〜〜、やっとか〜〜!」といったちょっとした安堵感です。

2007年のサブプライム、2008年のリーマンショックと連鎖反応で立て続けに起こった金融危機による打撃をようやく概ね克服したという認識です。

今回の金利上昇は世界の市場が大注目する大きな転換でした。

ただ、これは昨年の10月に米雇用が回復して米国が量的金融緩和を解除してから、ずっと予測されていた事です。

本来は今年2015年9月に金利引上げの可能性が有ったのですが、中国市場の暴落や原油価格の下落などによってこれを見合わせていました。

そして今回はほぼ確実と市場が判断していたのでしょう。
金利引き上げにより、教科書通りの動きの円安ドル高に少しだけ触れただけでした。
今回はFRBの発表で緩やかな引き締めになる事が明確になった事で株価も債券も上昇しました。

ただ、現時点で市場の値動きは限定的で、大きな動きがないのは、FRBの発表により緩やかな引き締めだという事が明確になった事が大きいでしょう。

また、REIT(リート)は金利が上昇すると金利コストが高くなり利ざやが減るの訳なので、通常は下がる事が予測されますが、今回は市場が抱いていた不安よりも緩やかな引き締めなのが明確になった事で、このREITも上昇したのは面白い動きです。

今回の米金利引き上げは、かなり読みやすかったので市場が既に織り込んでいたという事でしょう。

今後は米国の消費動向や、原油価格の推移が物価上昇に与える影響など、米国景気に注目が集まりそうです。

また、米金利が引き上げられた事で、一般的にはリスクの高い新興国の債券などからは資金が引き上げられ、米国に集中してくる事が予想されます。

ただ、米国の引き締めが緩やかなので大きな市場のインパクトや世界的な混乱は今のところ見受けられません。

このタイミングがいつかいつかと注目していた私にとって、率直な感想を言えば、市場に与える影響も少なく上手く乗り切ったという印象です。

FRBの慎重な態度を強調する発表が市場に安心感を与え、功を奏したのでしょう。

まずは一安心といったところでしょうが、今後の米国経済の推移には目が離せません。
今後の動向を見守っていきましょう。

という訳で、今日は旬な話題、米金利引き上げについてお話ししました。

では次回もお楽しみに!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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