教育資金を準備出来なかったら本当に奨学金でいいのか?

学資保険

こんにちは!
FPギャラリーの伊藤です。今日は教育資金についてお話します。

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私達の親世代、団塊世代と呼ばれる方たちが現役で暮らしていた経済成長の時代は、年功序列の終身雇用で給料は右肩上がりでしたし、預貯金なども利率が9%なんて時代だったわけです。

しかし現代は、置かれた環境が全く違います。今は給料はほとんど増えない、そして預貯金の利率は0.2%などと雀の涙ほど。。。そしてマイナス金利導入で、さらに金利が下がりそうですね。とにかく、とてもお金が増やしにくい時代なのです。

お金を残しにくい、お金を増やしにくい、そんな時代なのです。そんな時代ですから、例えばお子様の教育費の準備も出来ていないご家庭はたくさん あります。

うちは学資保険に入っているから大丈夫??
ではその学資保険、満期の時にいくら入りますか?それで大学の資金は足りますか?
またまた、今までその学資保険に払った総額からどれだけ増えていますか??
大学入学は何年か先の事なので、考えるのを後回しにしていませんか?

今の時代、教育資金の準備が出来ていない、もしくは足りないというご家庭が非常に多いのが現状です。

では、教育資金が足りなければお子様が大学へ行く事をあきらめますか??そんな事は出来ませんよね?そういった場合は、多くのお子様は奨学金を借りることになります。言うまでもなくこれは、お子様が将来返していかないといけない紛れもない借金です。

実は今、この奨学金の返済が滞っている人が非常に多い様です。親が準備出来なかった教育資金は、お子様の借金として現れているのです。この奨学金を利用するお子様が増えているという事は、教育資金の準備が出来なかった親達の厳しい現状がある訳です。

セミナーでいつも私が言っている様に、今は団塊世代の人達から言われた通りに大手企業に勤めて、貯金をしていけばいいという時代では全くないのです。あの世代の人達は自分達がそれでやってこれたので、そういう教育をしている方を多くお見受けしますが、今は全くそんな時代ではありません。

団塊の人達と同じ事をしていても、給料は増えない、利息もほとんどもらえない、という様な状況の中で、お子様の教育資金の準備に間に合わないご家庭が増えてきています。

そんな状況の中でお子様の教育費の準備が出来ていない50代のご両親は、その後に迫る自分達の老後資金は用意出来ているでしょうか。お子様の教育資金が準備出来なかったのに、自分達の大きな老後資金の準備が出来ているとは思えません。

また、住宅を購入して住宅ローンを借りたご家庭。退職金でローンを完済するという計画の方も多いでしょうが、それでローンを完済したとして、その後の老後資金は残せていますか?

お子様の立場になって考えてみてください。親が教育資金の準備が出来なかったので、自分で奨学金という借金を背負い、働き出してから自分で返済をしていく。更にその親は老後資金を残せていないので、親の老後の生活費も子供に重くのしかかって くる。。お子様からすれば、まさにダブルパンチです。

そんな状況の中で、この競争社会をお子様は自分達の望む人生を歩んでいけるでしょうか。そんなこれからの日本の状況を考えると想像するだけで恐くなります。

こんな状況は絶対に回避しなければなりません。

ほんの少しでも資金の余裕のある現役のうちに、老後までの時間(年数)があるうちに、対策をしておきませんか?

資産運用でもしかしたら元本が割れるかもしれないという恐怖よりも、お子様に負担をかけて、お金を貰いながら生活する老後の方が恐くないでしょうか?

私達は自信を持って、一部のお金を運用していく事をお勧めします。まとまった資金がなければ積立てでやればいいんです。まとまったお金がない人は、尚更これからは強く意識して貯めていかないといけないんです。 運用するのが恐いという方は、そのリスクの減らし方の基本を初心者でも分かる様に専門用語を使わずに超カンタンにお話します。

お金に関する正しい知識は絶対に必要です。お子様の将来のためにも是非お気軽にご相談くださいませ。

では、次回もお楽しみに!

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伊藤 尚徳

伊藤 尚徳

金融機関の事業資金融資の部署で8年間勤務した後、FP資格を取得して大手FP事務所に勤務し、その後独立した金融業界一色の専門家。 FPは一つの分野に特化していてはいけないと、幅広い相談が出来る様に独立系FP事務所、株式会社FPギャラリーを設立。 現在、大手上場企業7社と提携し、資産運用、住宅資金相談、保険、税金、相続・事業承継など、法人・個人含めてFP6分野全てで年間約600件以上のあらゆる相談を受けて問題を解決している。 また、全国各地でセミナーや各種講演なども行っており、非常に分かりやすい話し方に定評がある。家計の無駄を徹底的に省き、資産に残す提案を得意とする。

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